藤沢数希氏〜至極のエンターテイメント〜書籍「外資系金融の終わり」


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コンテンツが溢れかえっている昨今、時間を忘れて夢中になれる「物」が中々見つからない感じです。
最近のエンターテイメントで個人的に一番時間を割いているのは実は「テキスト」だったりします。

もう人気もあって氏の説明は不要ではあるけれど、あえて今「藤沢数希」さんをレコメンドしようと思います。

元々は「金融日記」という無料のブログで人気が出て、書籍が出版され、有料メルマガの「恋愛工学」に火がつき…
勿論、タメになる内容ではあるのですが、一番の注目はその「面白さ」にある!

映画「ソーシャルネットワーク」や「ウルフ・オブ・ウォールストリート」など、ビジネスエンターテイメントが好きな人は、
以下の順にお試し頂く事をオススメする。

Twitter

いちばんオススメしたのは藤沢さんのTwitterカウント。
まとめたら書籍して相当数売れそうな質の見解がTwitterでバンバン発信されている。
感嘆を上げるような発言は挙げだすときりがないし、このレベルの知見が無料で拡散している事を想像すると、
しょうもないビジネス書が有料で平積みにされている本屋に行く気がなくなるほど。
例えが悪かったがオススメです。

書籍

次にオススメなのが書籍、数本出版されているが、まず「外資系金融の終わり」を読む事で藤沢さんの文章の面白さを体感できる。

Twitterを追っていると藤沢さんはとある事象に対して感情論ではなく、事象に関わる因果関係を数値的に考察して、真実を表現する事がとてつもなく上手で、且つ、一番すごいのはクドイようだが、それが「面白い」事にある。
それがどんなに正しくて説得力があっても面白くないと読まないからね。

大き過ぎて潰せなくなってしまった金融機関は国に救済される事が前提となり、リスクを取れば取るほど儲かる仕組みとなるモラルハザードの解説・提唱や、「とにかくこの業界では金の前に座っている奴が一番偉い」という給与ヒエラルキーに至るまでとてもドラマチックに描かれていて、シナリオを工夫して物語に仕上げれば映画になるんじゃないかと思わせる内容に仕上がっている。というかそこらの映画よりも面白い

【内容紹介】 ※ダイヤモンド社より引用
世界同時金融危機からユーロ危機に至る最近のマクロ経済の重要なトピックの解説を縦糸に、そして激変する金融業界の赤裸々な内幕――人事制度、報酬やリストラ、そこで働く人の人となりやキャリアなど――を横糸にして、これからの金融の行方を解説。身も蓋もなく、苦笑せずにはいられない人気ブロガーの筆致が冴えわたる。

メルマガ

Twitterを面白いと感じ、「外資系金融の終わり」にどっぷりはまったら最後は毎週購読できる「メルマガ」である。
メインコンテンツはQ&Aを交えた氏の提唱する「恋愛工学」だが、金融日記やレストランの紹介など、鮮度の高い情報もあって楽しめる。
若干テキストの構成が閲覧しにくいとの月間講読料を高いと見るか安いと見るか個人差があると思うが、試す価値ありのコンテンツである。

多数のメルマガスタンドで配信されているが、提供さるサービスに差があるわけではないので(ホリエモンの有料メルマガはニコニコをオススメします、動画配信ついてるからね)元祖有料メルマガ(だと勝手に思っている)
■まぐまぐ!「藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」
をオススメします。

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